背後に忍び寄る金属的な輝きと、ぬるりとした表面

それは、突如にして姿を現した

 

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気づいた時にはもうそれは

ムクリ

と動き始めている最中だった

 

 

 

少し目を離した隙を

見計らっていたのだろうか

 

 

 

 

おもえば

郵便ポストのような色をした

皮に包まれていたはずだ

 

 

 

しかし、包んでいたはずの

郵便ポスト色のなにかは

脱ぎ捨てられていた

 

 

 

すがたを現したそれは

 

 

 

金属を思わせるような光沢を放ちながらも

ぬるりとした表面を持っていた。

 

 

 

おそるおそる

近づいてみる

 

 

 

よく見ると

金属的かつぬるりとした表面には

一本の 赤いすじ が

とおっている

 

 

 

こんな時に

自分の心の中のリトル本田

司令塔のごとく指示を出してきた。

 

 


成功にとらわれるな、成長にとらわれろ。



そして成長したいなら

匂いを嗅いぎなさいと。

 

僕は言いたいわけですよ。

 

 


今の若い選手は匂いを嗅ぎたがらない。

もちろん、匂いを嗅ごうとしてる選手もいます。


だけど、選手やコーチも含め

あきらかに、嗅がない雰囲気が蔓延してることも事実で

そういった旧態依然とした意識の改革を行っていかないと

日本のサッカーのレヴェルは上がってこないと。

 

シンジやユウトは若いころからそういったトレーニングを積んできたからこそ

世界の選手とも戦えるだけのフィジカルを備えてきたし

僕自身まだその部分に関して、伸びしろがあると思っているからこそ

今日もこれから嗅ぎます。

 

嗅いでない若い選手は伸びしろだらけですよ。

だから匂いを嗅げと、

僕は言いたい。

 

 

 

そんな声が聞こえてきた。

本田圭佑選手を尊敬している私に

NOという選択肢はなかった。

本田選手が黒といえば郵便ポストの色も黒になる。

 


 スンと

 ひと嗅ぎすると

目の前に森林が拡がっていた。



その時こんなことが頭に浮かんできた。



 

僕は家で

パキラ・

フィカス・エラスティカ・バーガンディ

この二種類の観葉植物を育てています。

 

 葉っぱが新しく生まれるのを見ていると、

 生き物の新陳代謝が目に見えます。

 

 


 

成長とは、

いままで持っていた良いところを継続して保ちつつ、不要なところは捨てる。

そして、新しい良い変化が起きる。

このような新陳代謝の流れが成長です。

 

 

 

では、良いところ 良い変化とはなんでしょうか?

 

 

それは自分自身がより生存しやすい、より快適な環境を作り出すことだと思います。

 

 

例えば、植物で例えると

茎を伸ばし

新しい葉っぱをつけることです。



まわりにたくさんの木がある場合

より高い幹の方

より太陽の当たる葉っぱの数が多い方が



たくさんの日の光や

水を浴びるチャンスが得られます。




植物の場合

種が落ちたところで

育たなくてはなりません



その場所で

より太陽や水を浴びられる可能性を

増やすことが生存に繋がります

競争相手が多い場合尚更です


人間の場合はどうでしょうか?


競争相手が多くても

育ちやすい環境で

ある程度安定して生きていくか


競争相手の少ないところを見つけて

多少環境が悪く

育つにはどうしたらいいかを考えながら

生きていくか



などといったことが

臭いを嗅いだ瞬間

頭に浮かんできた



まるで中学生が考えた作文のようだ

これを見せるのは

恥ずかしくも心地よい。


次の恥部もお楽しみに