読書の効率を最大限にする習慣3選

皆さんは読書をしていて

頭に内容が入ってこないときはありませんか?

読書の目的は

 

娯楽  自己投資

 

のどちらかに分かれると思います

 

 

その二つによって読み方は変わると思いますが

 

自己投資における読書であれば、読書によって得られる効果を

最大限したいと思うのは当然だと思います

時間をかけて本を読んだけど頭に入ってこなかったり

なんだか新しい気付きを得られなかった

とは誰しも感じたくはありませんよね。

 

 

その際に3つの点

頭の片隅においておくだけで読書の効率が高まります

  1.  確証バイアスに気を付ける
  2. アウトプットを意識する
  3. 様々なジャンルに興味をもつ

 

 

一つ目

確証バイアスに気を付ける

 

確証バイアスとは

人間は自分の考えが正しいか否かを検証する際に、自分の考えを証明する証拠ばかりを探してしまい、反証情報に注目しない傾向が強い。これを確証バイアスと呼ぶ。ある情報が入ってきた場合、その情報と合致する事例が見つかることによって、その情報は正しいと証明されたような気持ちになりやすい。しかし、これは証明を指示する情報が見つかったと言うだけで、反証を指示する情報の方が多い可能性は十分にあり得るのである。(引用ここまで)

引用元

確証バイアス | 社会心理学

 人は誰しもが自分の見たいと思うものを見て生きています。

 

 

身近な例でいうと

 血液型と性格の関係があります。

実際に血液型と性格に関連性がないのにもかかわらず

 A型の人の几帳面な部分だけ目に入ってしまい

A型は几帳面だという認識を強めてしまうようなことです。

 

 このように

自分が信じているもの、見たいものを過大評価し、

見たくないものを過小評価することを

確証バイアスといいます。

 

 

本を読むときにもこの確証バイアスというものが

少なからず働きます。

 確証バイアスが働くと、自分の信じているものだけを情報として集めようとする傾向になるので、読み終わった後になにも気付きを得られていない状態が起こります。

 

対抗策

自分が信じているもの、信念、見たいものの反証となるものを見つけたらそれをメモしておく。

人間の脳は自分の好きなものを長期記憶としてとどめやすく

嫌いなものは忘れやすくできているので忘れないようにメモしておく必要があります。

まずは目次を見て、自分の考えを反証してくれそうなページから読み始め

次に自分の考えを確証してくれるページを読むことをお勧めします。

 

 

2つ目

アウトプットを意識する

 

わかるできる

の間には大きな隔たりがあります。

話を聞いていて理解はできるけど

いざ説明しようとしてできなかった経験はないでしょうか?

 

 

わかる状態とは、本の内容は理解できたが

いざ行動に移そうとしたらどうしたらいいの?

となってしまうことや

 

 

誰かに教えることができる状態というのは完全に理解をしていなければできません

 

本や情報に接する際はこのインプットした情報を

だれにどのようになんのために?

 

その情報をほかの業種やことがらに

当てはめて応用したらどんなことが考えられるか?

 

ということをわかりやすく説明する意識を持つことが重要です。

 

しかし、本の内容を完全に教えきったとしても

これらはインプットのためのアウトプットであり

現実にはあまり価値のないものだと僕は思います。

なぜならそんなものは本に書かれているからです。

知識コレクターとして生きていくのであればそれでもいいでしょう。

 

 

対抗策

実際に行動を起こすことが一番重要です。

得た知識は行動に移し実際に使ってみることで

新たな問題点が見つかります。

やり方がまずかったのか、それとも忠実にやれていなかったのか。

それらを踏まえたうえでさらに試行錯誤し、より深く理解する。

 

机の上だけでなく

現実世界に反映させることが真のアウトプットだと思います。

なので、本を読んだら知識と行動による経験をセットにして

誰かに伝えるということを一連の流れにしましょう。

 

 

3つ目

様々なジャンルに興味を持つ

 

自分の本棚を見渡してみてください

ジャンルが偏ってませんか?

 

様々なジャンルに興味を持ち

好奇心をもっていろいろなことを好きになることが

集中力が高まる方法でもあります

 

 

集中力は自己報酬神経群と呼ばれる

ドーパミンなどが分泌される領域で発生するのではないかといわれています。

 

 

自分からやる気を出したときに集中力というのは働きますが

やる気というのがまさに自己報酬神経群より発生します

 

 

脳に入ってきた情報には

直接前頭前野に送られ処理されるものと

 

A10神経群(側坐核扁桃体尾状核)を通ってから

前頭前野に送られるものの二つのルートがあります。

 

集中力に関わるのは

A10神経群を通るルートから来た情報のみです

 

まずA10神経群を通る際にその情報にレッテルが張られます。

扁桃体は恐怖などのレッテルを張り

尾状核は感動などのレッテルを張ります

そして、側坐核では好き、おもしろい、嫌い、つまらないなどのレッテルを張ります

 

好き、おもしろいなどのポジティブなレッテルが張られた情報は

前頭前野を経由して自己報酬神経群へと運ばれます

そして長期記憶へと結びついていきます

 

A10神経群を通るルートはダイナミックセンターコアと呼ばれていて

そのルートがよくつかわれている状態のとき

脳の同期発火という状態が起きます。

脳の様々なところが活発に働いている状態です。

 

 

 

つまらない、嫌いと思った情報には

すぐ忘れるように長期記憶へとあまり結びつかないような経路を通ります

 

 

ジャンルによって苦手意識を持つ癖があると

集中力が働く脳の仕組みが働きにくくなっている可能性があります

 

対抗策

なにごとも好き嫌いせずに興味を持つことが

集中力を高めるための良い習慣となりますので

ぜひ様々なジャンルの本を読み興味をもつ癖をつけましょう。

 

好きという気持ちをもって物事に取り組むことで

やってやるという気持ちがわきます

その時に集中力は生まれます。

主体性をもって何事も取り組んでいきましょう。

 

次回の恥部もお楽しみに